目次
スノーボード エッジ角度88とは?
スノーボードのエッジ角度88とは、板の金属部分(エッジ)の角度が88度に研がれている状態を意味します。通常、エッジ角度は90度が基本ですが、それより少し鋭い角度にすることで、よりスムーズなターンやキレのある動きが可能になります。
たとえば、カーブでしっかり曲がりたいときや、アイスバーンのような固い雪面で滑る際には、88度のエッジ角度がしっかりと雪を捉えやすくなります。
つまり、88度にすることで、滑りの精度が上がるというわけです。ただし、その分エッジが引っかかりやすくなるため、初心者はやや注意が必要です。
このように、エッジ角度88は中級者以上に選ばれることが多い角度です。
【参考】JSBA 日本スノーボード協会 技術ガイド
スノーボード エッジ角度88の基本をやさしく解説
エッジ角度88は、板の横から見たときの金属部分の傾きのことを指します。専門用語を使わずに説明すると、「板のはじっこを少しだけナナメに削ること」と思っていただくと分かりやすいです。
なぜ削るのかというと、ターンがしやすくなったり、雪にひっかかりやすくなるからです。たとえば、自転車のブレーキがしっかり効くように調整するのと似ています。
エッジ角度は88度〜90度の間で調整することが一般的で、88度にすることで以下のような効果が得られます:
- ターンの入りが早くなる
- エッジが雪をとらえる力が強まる
- 細かい動きに反応しやすい
ただし、扱いには慣れが必要ですので、まずは基礎が身についたスノーボーダーにおすすめです。
スノーボード エッジ角度88はほかとどう違う?
エッジ角度88は、一般的な90度に比べて鋭く仕上げられているのが特徴です。では、その違いがどのように影響するのでしょうか?
結論から言うと、88度の方が滑りがよりシャープでキレが出るようになります。とくに、カービングターンやスピードを出した滑走で真価を発揮します。
比較のポイントは以下の通りです:
- 90度: 安定性があり、初心者でも扱いやすい
- 89度: 少しエッジが効くようになるが、安定感も残る
- 88度: エッジのグリップが強く、鋭いターンが可能
このように、エッジ角度88はスキルアップを目指す方や競技志向の方に選ばれやすい設定です。反面、ミスすると転倒しやすくなるため、コントロール力が求められます。
スノーボード エッジ角度88が人気の理由
スノーボード エッジ角度88が多くの人に選ばれる理由は、コントロール性と切れ味のバランスが良いからです。
特に、以下のようなシーンで力を発揮します:
- カービングターンをしっかり決めたいとき
- アイスバーンや硬いバーンを滑るとき
- スピードを出しても安定して曲がりたいとき
例えば、朝イチの整備された固いバーンでは、88度のエッジがしっかり雪をとらえてくれるため、ズレずに曲がることができます。
反対に、パウダースノー(ふわふわの雪)ではエッジの角度があまり関係ないため、使い分けが必要です。
このように、エッジ角度88は**雪質や滑り方によって効果を発揮する“ちょうどいい角度”**として、多くのスノーボーダーに好まれています。
スノーボード エッジ角度88はなぜ滑りやすい?
エッジ角度88は、雪にしっかりと食い込むため、板がズレにくく思い通りに動かせるのが魅力です。
これは、車のタイヤがしっかり地面をとらえて曲がるイメージに近いです。とくに、ターンのときにはエッジが雪を「ギュッ」とつかんでくれるため、思い描いたライン通りに滑りやすくなります。
以下のようなメリットがあります:
- ターン中の安定感が増す
- スピードを出しても滑りがぶれにくい
- 雪が硬い日でも滑りやすい
そのため、技術を高めたい人や、ゲレンデでかっこよく滑りたい方にはぴったりの角度です。
スノーボード エッジ角度88とカービングターン
カービングターンとは、エッジを使ってキレイに弧を描くターンのことです。スノーボードの醍醐味とも言えるこの滑りには、エッジ角度88がとても相性が良いのです。
理由は、エッジが鋭くなることで、ターン時にしっかりと雪をとらえることができるからです。たとえば、スキーのように線を描くような滑りが可能になります。
エッジ角度88の効果:
- ターンがより深く決まりやすい
- スピードが出ていても安定感がある
- 見た目にも美しいラインが出る
このように、カービングを極めたい方にとって、エッジ角度88は非常におすすめです。
スノーボード エッジ角度88のメリット7選
エッジ角度88には、次のような7つのメリットがあります:
- 鋭いターンができる
- アイスバーンでもしっかり止まれる
- 高速滑走時の安定感がある
- コントロールしやすくなる
- 見た目の滑りが美しくなる
- 中級者以上へのステップアップに最適
- メンテナンスによって自分好みに調整可能
これらの利点から、多くのスノーボーダーが88度のエッジ角度を選んでいます。
とくにゲレンデでの滑りをもっと楽しみたい方にはぴったりの設定です。
スノーボード エッジ角度88はどんな人に向く?
スノーボード エッジ角度88は、以下のような方にとても合っています:
- 中級者以上でターンの精度を上げたい人
- カービングターンを極めたい人
- スピードを楽しみながらも安全に滑りたい人
逆に、以下のような方は少し注意が必要です:
- まだまっすぐ滑るのが不安な初心者
- パウダースノー中心に滑る人
- よりルーズな滑りを楽しみたい方
自分の滑り方やレベルに合った角度を選ぶことで、安全で楽しいスノーボードライフが送れます。
スノーボード エッジ角度88を選ぶときのコツ
エッジ角度88の板を選ぶときは、板の形・硬さ・自分のレベルをしっかり考えることが大切です。
とくに意識したいポイント:
- 板の長さや形が自分の体格に合っているか
- 硬さが自分の力に合っているか
- 滑りたいスタイルに向いているか
また、ショップで「エッジ88度に仕上げてください」と頼めば、角度の調整も可能です。
【参考】BURTON JAPAN公式サイト|ギアの選び方ガイド
スノーボード エッジ角度88が合わないときは?
もしエッジ角度88の板が滑りにくいと感じたら、無理せず他の角度も試してみましょう。滑りが引っかかる、曲がりすぎて怖いなどの違和感がある場合、それはエッジが効きすぎているサインかもしれません。
そのようなときは:
- 角度を89度や90度に戻す
- エッジの研ぎ方を少し甘くする
- 専門店に相談して自分の滑りを見てもらう
大切なのは、無理せず自分にとって快適なセッティングを見つけることです。
スノーボード エッジ角度88の練習法3つ
エッジ角度88を最大限に活かすには、ターンの基礎とバランス感覚の練習が欠かせません。以下の3つの練習をおすすめします:
- ゆっくりしたターン練習:斜度のゆるい場所で、板を立てて曲がる感覚を身につける
- 片足で滑る練習:バランス力を高めてエッジコントロールを強化
- 連続ターンの練習:左右にリズムよく曲がることで、角度の効果を実感できる
これらの練習を重ねれば、自然とエッジ角度88の滑り方が身につきます。
スノーボード エッジ角度88で滑りを変えよう!
最後に、もしあなたが「もっとかっこよく滑りたい」「技術を上げたい」と思っているなら、エッジ角度88の板を使ってみるのがおすすめです。
最初は少しクセを感じるかもしれませんが、慣れてくるとそのキレのある滑りにきっとハマるはずです。
ぜひ次回のゲレンデでは、エッジ角度88を試して新しい滑りを体験してみてください。
【参考】スノーボード技術選公式HP、日本スノーボード協会、BURTON JAPAN