目次
スノーボード ネジとは?基本を解説
ネジの役割と重要ポイント
スノーボードのネジは、ビンディングとボードをしっかり固定するために欠かせない部品です。ビンディングとは、ブーツをボードに取り付ける道具のこと。これをネジでしっかり締めておかないと、滑っている途中で外れてしまい、大きなケガにつながる危険性もあります。
なぜネジが大事かというと、滑っているときには大きな力がボードにかかるからです。ジャンプしたり、ターンしたりするたびに、ネジ部分には強い力が加わります。しっかり締まっていないと、ガタつきやズレが起こりやすくなります。
ネジのゆるみを防ぐには、
- 定期的にネジを締め直す
- 緩み止め剤(ねじロック)を使う
- 正しいサイズのネジを選ぶ
といった対策が大切です。基本を知って、安全にスノーボードを楽しみましょう。
ビンディングとネジの関係とは?
ビンディングとネジは、密接に関係しており、適切なネジを使わないと取り付けがうまくいきません。
ビンディングには、メーカーやモデルによってネジ穴の位置や数が違います。一般的に、
- 4×4(フォーバイフォー)
- 2×4(ツーバイフォー)
- チャンネルシステム(Burton独自)
といった規格があります。それぞれに合ったネジが必要です。
たとえばBurtonのチャンネルシステムには、専用のT字ネジが必要で、他の一般的なネジでは合わない場合があります。ネジの長さや太さだけでなく、形状も重要なのです。
適合しないネジを無理に使うと、ビンディングやボードを傷つける原因になります。事前に自分のビンディングとボードに合うネジ規格を確認しておきましょう。
スノーボード ネジ規格の基本7選
よく使われるネジのサイズ一覧
スノーボードで最もよく使われているネジサイズは以下の通りです。
- M6×16mm(最も一般的)
- M6×14mm(短め、薄い板に使用)
- M6×18mm(厚めの板やスペーサー使用時)
ここで「M6」とは、ネジの直径が6mmという意味です。長さはネジの先端から頭の底までを指します。特に多く使われているのがM6×16mmで、ビンディングとボードをしっかり留める標準サイズとなっています。
注意すべきポイント:
- 長すぎると、板を突き破る可能性がある
- 短すぎると、固定力が弱くなる
サイズ選びは、板の厚みやスペーサーの有無なども考慮する必要があります。
M6ネジとインチネジの違い
スノーボードのネジには、大きく分けてミリネジ(M6など)とインチネジの2種類があります。日本のメーカーや多くの国際ブランドではM6規格が採用されていますが、古いアメリカ製のボードやビンディングにはインチネジが使われていることもあります。
インチネジは見た目が似ていても、ネジ山の幅や角度が異なるため、M6と互換性はありません。無理に使うと、ネジ穴を壊す危険があります。
見分け方としては、
- ネジに刻印がある場合:"M6"などと表記
- 規格が不明な場合:購入店やメーカーに確認
間違ったネジを使わないためにも、ネジの種類には十分注意してください。
ネジの長さはなぜ大切?
ネジの長さは、ビンディングの固定力と安全性に直結する重要なポイントです。長すぎるとボードを突き破ってしまうおそれがあり、短すぎると滑走中に外れてしまうこともあります。
例えば、スペーサーをかませている場合には、その厚みを加味してネジの長さを調整する必要があります。M6×18mmのような少し長めのネジが適しているケースもあるのです。
選び方のコツ:
- ビンディングと板の間に何もない → M6×16mm
- スペーサー使用 → M6×18mm
- 板が薄め → M6×14mm
自分のセッティングをよく確認して、ちょうどよい長さのネジを選ぶようにしましょう。
スノーボード ネジの選び方のコツ
板の種類でネジ規格は変わる?
はい、スノーボードの板の種類やメーカーによって、使えるネジの規格が異なる場合があります。たとえば、Burtonの「チャンネルシステム」では一般的なM6ネジは使えず、専用のTボルト(スライダーネジ)が必要です。
よくあるタイプ別:
- 通常の4×4や2×4ボード → M6ネジ(多くは16mm)
- Burton チャンネルボード → Burton純正Tボルト
また、メーカー純正ビンディングと他社製ビンディングを組み合わせる場合、アダプターや専用ネジが必要になるケースもあります。
事前に確認すべき項目:
- ボードのブランドとモデル名
- ビンディングのブランド
- 対応ネジサイズ(取扱説明書に記載)
メーカー別のネジ対応表
以下は主要ブランド別のネジ規格の一例です。
メーカー名 | ネジサイズ | 備考 |
---|---|---|
Burton(バートン) | Tボルト | チャンネルシステム専用 |
Union(ユニオン) | M6×16mm | 汎用性あり |
FLUX(フラックス) | M6×16mm | 日本ブランド |
SALOMON(サロモン) | M6×16mm | 欧州ブランド |
このように、多くのブランドではM6×16mmが使われていますが、特殊なシステムには専用ネジが必要です。わからない場合は、購入店に問い合わせるのが確実です。
スノーボード ネジがない・合わない時の対処法
代わりになるネジはある?
ネジをなくしたり、合うネジが手元にない場合、ホームセンターで代用品を購入することも可能です。ただし、ネジの長さやネジ山の形が合っていないと、ネジ穴を壊してしまう可能性があるので要注意です。
使える代用品の条件:
- M6サイズであること
- ステンレス製でさびにくいこと
- ネジ頭が皿型であること(埋め込みやすいため)
専用ネジがないときは、スノーボード専門店で相談するのが安全です。どうしても滑る当日に必要なら、応急処置としてホームセンターのネジを仮で使い、後日専用品に交換しましょう。
ネジ紛失時の応急処置
滑る直前にネジが見つからないと焦ってしまいますよね。そんな時にできる応急処置をご紹介します。
応急処置の手順:
- 他のネジがあるなら、それを流用(一時的に)
- ビンディングを片方だけでも固定し、安全に気をつけて滑走
- 必ず低速&安全な斜面だけにする
ただし、ネジがない状態での滑走は非常に危険です。あくまで一時的な処置として考え、できるだけすぐに正しいネジに交換してください。
スノーボード ネジを買うならここ!
おすすめの通販サイト3選
スノーボードのネジは、通販でも手軽に購入できます。以下はおすすめの通販サイトです。
- Amazon(アマゾン):種類が豊富で翌日配送も可能
- 楽天市場:ポイントが貯まりやすく、まとめ買い向け
- ヨドバシ.com:スポーツ用品の取り扱いもあり安心
選ぶときのポイント:
- M6サイズか確認
- 長さの種類をチェック
- 評価やレビューも参考にする
スノーボード専門店の公式オンラインショップも信頼性が高くおすすめです。
店舗で買うときのチェックポイント
店舗でネジを買う際は、以下の点に注意しましょう。
- 今使っているネジを持っていく(サイズ確認用)
- 店員に「M6のビンディングネジですか?」と聞く
- 板とビンディングのメーカーを伝える
特にネジの長さは現物を見ないと分かりにくいので、今使っているネジを持参するのが確実です。
スノーボード ネジ規格を知って安全ライドへ
スノーボードを楽しむ上で、ネジの規格を正しく理解することはとても重要です。ビンディングがしっかり固定されていないと、転倒や事故の原因になってしまいます。
今回紹介した「スノーボード ネジ規格早わかり7選」を参考に、自分のボードとビンディングにぴったり合うネジを選びましょう。安全に、そして安心してゲレンデでの時間を楽しんでくださいね。
【参考情報・引用元】
- BURTON公式サイト:https://www.burton.com/
- FLUX公式サイト:https://www.flux-bindings.com/
- JIS規格(日本工業規格)ネジ寸法:https://www.jisc.go.jp/