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スノーボード ヘルメット かぶり方の基本
スノーボードを安全に楽しむためには、ヘルメットの正しいかぶり方を知ることが大切です。特に初心者の方やお子様には、正しくかぶらないと頭を守れない危険があります。
まず、スノーボード用のヘルメットは転んだときの頭のけがを防ぐ大事な道具です。見た目だけで選んでしまう方もいらっしゃいますが、それでは本来の役目を果たせません。
基本的なチェックポイントは以下の3つです。
- おでこが少し見える位置でかぶる
- 頭にしっかりフィットするサイズを選ぶ
- あごひもを正しく調整する
たとえば、かぶったときにヘルメットが左右にぐらついたり、すき間が空いていたりすると、転倒時にずれてしまい、守りたい部分を守れません。
このように、ヘルメットのかぶり方には基本ルールがあります。スノーボード初心者の方こそ、最初にしっかり覚えておきましょう。
スノーボード ヘルメットの役わりを知ろう
ヘルメットは「ただの帽子」ではありません。スノーボードにおいて、命を守る大事な道具です。
スノーボードではスピードが出やすく、転倒したときに頭をぶつける可能性があります。特に、アイスバーン(かたい雪面)では衝撃が強く、重大なけがにつながることもあります。
【ヘルメットの主な役わり】
- 頭への直撃ダメージをやわらげる
- 転倒時の衝撃を吸収する
- 木や他の人との接触から守る
たとえば、プロの選手でもヘルメットをかぶらずに練習することはほとんどありません。初心者こそヘルメットを正しくかぶることが重要です。
雪山の事故は予測できません。だからこそ、ヘルメットの役わりをきちんと理解し、安全を第一に考えましょう。
スノーボード ヘルメット かぶり方の7つのコツ
スノーボードのヘルメットを正しくかぶるには、ちょっとしたコツがあります。間違ったかぶり方では頭を守れないだけでなく、痛くなったり滑っている間にずれたりしてしまいます。
ここでは、ズレない・痛くない・安全なかぶり方の7つのコツをご紹介します。
コツ① 前後の位置を正しくする
ヘルメットの前後の位置はとても大切です。前すぎると視界がせまくなり、後ろすぎるとおでこが守れません。
かぶったときに、おでこが少しだけ見える位置がベストです。目安としては、ヘルメットの前ふちと眉のあいだに指が1本入るくらいが適切です。
コツ② あごひもは指1本分のゆとり
あごひもは、しっかりと止めながらも苦しくないように調整することが大切です。
理想的なのは「指1本が入るくらいのゆるさ」。これ以上ゆるいと滑っている最中に外れてしまうことがありますし、きつすぎると首が苦しくなってしまいます。
装着後は口を大きく開けてみて、締まり具合を確認するとよいでしょう。
コツ③ ゴーグルとのすき間に注意
ヘルメットとかけるゴーグルのあいだにすき間があると、風や雪が入って目が痛くなることがあります。
このすき間は「ゴーグルギャップ」と呼ばれ、不快なだけでなく寒さの原因にもなります。ゴーグルはヘルメットのカーブに合うものを選び、装着後にずれがないかをチェックしましょう。
コツ④ ニット帽はうす手にしよう
寒いからといって厚手のニット帽をヘルメットの下にかぶると、サイズが合わなくなってしまいます。
中にかぶるなら、うす手で通気性のあるものがベストです。たとえば「ヘルメットインナーキャップ」という商品があります。
なるべく厚みを抑えることで、ヘルメットのフィット感を損なわずに保温もできます。
コツ⑤ 髪型はコンパクトにまとめる
髪の毛がボサボサのままだと、ヘルメットが浮いたり、ずれたりする原因になります。
特に髪の長い方やお子さまは、髪を後ろでしっかりまとめておくと装着がスムーズです。小さな子なら、三つ編みやお団子にしてまとめてあげましょう。
コツ⑥ ズレにくい調整機能を使う
多くのスノーボード用ヘルメットには、頭のサイズを調整できる機能がついています。ダイヤルを回すことで、ぴったりとした装着感にすることが可能です。
この機能を使うと、滑っている間にヘルメットがずれるのを防げます。滑る前に、調整が合っているか毎回確認しましょう。
コツ⑦ すべる前に毎回チェック
意外と忘れがちなのが、毎回の装着チェックです。
たとえばヘルメットが緩んでいたり、あごひもが外れかけていたりすると、とっさのときに守れません。リフトに乗る前や、滑る直前に次の3点を確認しましょう。
- 前後の位置は正しいか
- あごひもはゆるすぎないか
- ゴーグルがずれていないか
これらを習慣にすることで、安全に滑ることができます。
スノーボード ヘルメット かぶり方でよくある失敗
ヘルメットを正しくかぶっているつもりでも、実は間違ったかぶり方をしている人は少なくありません。
【よくある失敗例】
- あごひもがゆるすぎて外れてしまう
- サイズが大きすぎて前後に動いてしまう
- ゴーグルとヘルメットの間にすき間がある
こうした状態では、転倒時にヘルメットが意味をなさず、頭を守れません。
たとえば、お子さまがかぶるときは、自分で調整できないことも多いため、大人が毎回確認してあげることが重要です。
スノーボード ヘルメット かぶり方を写真で確認しよう
文章だけではイメージがわきにくい方もいらっしゃるかもしれません。実際の写真や図で正しいヘルメットのかぶり方を見ることで、理解が深まります。
写真を見るポイントは次の3つです。
- おでこの見え方
- あごひもの締め方
- ゴーグルとの合わせ方
インターネット上には、スキー場やメーカーが出している公式の写真付き解説があります。たとえば、BURTON(バートン)公式サイトやJSBA(日本スノーボード協会)の安全ガイドを参考にするのがおすすめです。
引用元:https://www.jsba.or.jp/safety/
スノーボード ヘルメット かぶり方を今日から実践しよう!
せっかく学んだかぶり方のポイントも、実際にやってみないと身につきません。
まずはスポーツ用品店などでヘルメットを試着し、フィット感を確かめてみましょう。店員さんに声をかけて、正しいかぶり方のチェックをお願いするのもおすすめです。
【実践のステップ】
- 店で試着してサイズ感を確認する
- 鏡で前後・左右のバランスを見る
- あごひもの調整方法を覚える
また、自宅でもリフトに乗る前の「かぶり方チェックリスト」を用意しておくと便利です。家族や友人と一緒に確認しあえば、安全への意識も自然と高まります。
これらの習慣を取り入れることで、初心者の方でも安心してスノーボードを楽しむことができるでしょう。