スノーボード選びで意外と見落とされがちなのが「ソールの種類」です。
ソールとは、スノーボードの一番下の面、つまり雪と直接ふれる部分のことを指します。
この記事では、「スノーボード ソール 種類と性能の違い7選」というテーマで、基本から選び方までやさしく解説します。
自分に合ったソールを選べるようになれば、滑りもぐんと楽しくなりますよ!
目次
スノーボード ソール 種類とは?
ソールってどこの部分?
まずは「ソール」がどこにあるのか、しっかり理解しておきましょう。
スノーボードのソールとは、地面と接している裏側の面のことをいいます。
この部分は、雪の上をスムーズに滑るための重要なパーツです。
たとえば、スキーやスケートの靴の「すべりやすい底」と同じようなイメージです。
滑り心地やスピード、安全性にも関わるため、とても大切な部分なんです。
ソールの役目をやさしく解説
スノーボードのソールには、主に次のような役割があります。
- 雪の上を滑りやすくする
- スピードをコントロールしやすくする
- ボードの耐久性を高める
- ワックスなどで性能アップできる
つまり、ソールの種類によって「どんな滑りができるか」「お手入れが簡単か」が変わってきます。
これから紹介するソールの種類ごとの特徴を知ることで、自分に合った滑り方ができるようになりますよ。
スノーボード ソール 種類の基本2つ
エクストルーデッドソールとは?
エクストルーデッドソールは、初心者や中級者にとても人気のあるソールです。
なぜなら、次のようなメリットがあるからです。
- 値段が安い
- お手入れが簡単
- ワックスなしでもそこそこ滑る
このソールは、熱でとかした素材を板状に押し出して作ります。
そのため、表面がツルツルしていて、硬めでキズに強いのが特徴です。
たとえば、「たまに滑るだけ」「レンタルをよく使う」という方にはピッタリです。
一方で、スピードを求める方には少し物足りないかもしれません。
シンタードソールとは?
シンタードソールは、上級者やスピード重視の人に向いているソールです。
このソールの特徴は、以下の通りです。
- 滑りがとてもなめらか
- スピードが出やすい
- ワックスがよくしみこむ
粉にした素材をぎゅっと押し固めて作られているので、素材のすき間にワックスがしみこみやすい構造になっています。
これにより、雪の上でのすべりがとてもスムーズになります。
たとえば、「大会に出たい」「長距離をすばやく滑りたい」という人にはおすすめです。
ただし、お手入れがこまめに必要で、値段も少し高めです。
スノーボード ソール 性能の違いを比較
滑りやすさの違いとは?
ソールの種類によって、「どれだけスムーズに滑れるか」が大きく変わります。
- エクストルーデッドソール:ワックスなしでもある程度滑るが、スピードは出にくい
- シンタードソール:ワックスを使えばとてもスムーズに滑れる
たとえば、緩やかな斜面でのんびり滑りたい人なら、エクストルーデッドでも十分です。
でも、スピード感を楽しみたい人や急な斜面に挑戦したい人には、シンタードの方が合っています。
メンテナンスのしやすさは?
スノーボードのソールには、定期的な手入れ(ワックスがけなど)が必要です。
- エクストルーデッドソール:ワックスが少なくても大丈夫で、お手入れがかんたん
- シンタードソール:頻繁にワックスがけが必要で、少し手間がかかる
忙しい人や、自分で手入れするのが苦手な人にはエクストルーデッドが向いています。
反対に、道具の手入れが好きな人や上達したい人はシンタードが良い選択です。
どっちが長持ちする?
ソールの耐久性についても、それぞれの違いを知っておくと安心です。
- エクストルーデッドソール:かたい素材でキズに強く、長持ちしやすい
- シンタードソール:やわらかめでキズがつきやすいが、滑走性能は高い
つまり、「板を長く使いたい」「ぶつけても大丈夫なものがいい」という人にはエクストルーデッドが合っています。
でも、「性能を重視したい」「こまめな手入れもできる」という人にはシンタードもおすすめです。
ソールの種類別おすすめシーン7選
初心者におすすめのソール
初心者の方には、エクストルーデッドソールがおすすめです。
- ワックスがなくても滑れる
- キズがつきにくい
- お手入れが少なくて楽
特に、はじめてスノーボードを買う人や、年に数回だけ行く人にはぴったりです。
無理なく楽しめるので、練習にも向いています。
スピード重視ならこのソール
スピードを出して、風を切って滑る爽快感を楽しみたい方には、シンタードソールが最適です。
- ワックスでスピードアップできる
- 雪の状態に強く、安定して滑れる
- 比較的上級者向け
競技に出る方や、長距離を一気に滑るのが好きな方には向いています。
コスパで選びたい人向け
「できるだけ安くて長持ちするソールが欲しい」という方にも、エクストルーデッドソールはおすすめです。
- 値段が手ごろ
- メンテナンスが楽
- 長く使える
とくに、中学生や高校生で最初の一本を買う人にとって、コスパの良さは大きなポイントになります。
スノーボード ソール 種類の選び方
自分のレベルで選ぼう
スノーボードのソールは、滑りのうまさに合わせて選ぶと失敗が少なくなります。
- 初心者 → エクストルーデッド
- 中級者 → どちらでもOK
- 上級者 → シンタード
「まだよくわからないけどやってみたい!」という人は、まずはエクストルーデッドから試してみましょう。
どんな雪山に行くかで決めよう
行く場所によって、雪の質や斜面の角度がちがうので、ソールの相性も変わってきます。
- 人が多くて雪がかたい → シンタード
- ゆるやかでふかふかの雪 → エクストルーデッドでもOK
自分がどこに行くかを考えて、ソールの種類を選ぶことが大切です。
スノーボード ソール 種類を知って買おう!
自分に合ったソールで上達しよう
スノーボードは、道具選びで楽しさが変わります。
とくにソールは、滑り心地に大きく関わるため、自分にぴったりのものを選ぶことが上達の近道です。
「エクストルーデッドか、シンタードか」迷ったら、この記事を何度でも読み返してみてくださいね。
店員さんに聞くときのポイント
お店でスノーボードを選ぶとき、店員さんに聞いてみるのもおすすめです。
その際には、次のことを伝えるとスムーズです。
- スノーボードの経験年数
- 行く予定のゲレンデや地域
- 予算と希望のソールタイプ
「スノーボード ソール 種類と性能の違いについて知りたい」と伝えれば、親切に教えてくれるはずです。
参考文献・出典:
- BURTON JAPAN「スノーボードの選び方」
- スノーボードメディアFREERUN「ソールの種類と特徴」
- JSBA(日本スノーボード協会)技術マニュアル