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車中泊 コンパネの厚みは何mmがベスト?
車中泊用のコンパネ(合板)を選ぶ際に、厚みはとても重要です。適切な厚みを選ばないと、たわみや破損の原因になったり、逆に重くなりすぎて車の燃費が悪化したりすることもあります。そこで、用途ごとに適した厚みを詳しく解説します。
一般的な厚みの目安【5.5mm~18mm】
車中泊で使われるコンパネの厚みは5.5mmから18mmが一般的です。厚みが増すほど強度は上がりますが、重量も増えるため、バランスを考えて選ぶことが大切です。
【用途別の目安】
- 収納棚やテーブル:5.5mm~9mm
- ベッドや床材(補強あり):9mm~12mm
- ベッドや床材(補強なし):12mm~18mm
適切な厚みを選べば、安全で快適な車中泊環境を作ることができます。
軽量&扱いやすい厚みは?(5.5mm~9mm)
収納棚や小さなテーブルを作る場合、5.5mm~9mmのコンパネが適しています。この厚みなら、軽くて加工しやすいため、DIY初心者にもおすすめです。
例えば、車内に簡易テーブルを作る場合、9mm厚のコンパネを使用すれば、軽量ながら十分な強度を確保できます。ただし、5.5mmでは耐荷重が低く、重い物を載せるとたわむ可能性があるため、支えをつけると安心です。
ベッド・床に最適な厚みは?(9mm~12mm)
ベッドや床材には、9mm~12mmのコンパネが最適です。この厚みなら、ある程度の荷重に耐えつつ、そこまで重くならないため、車内のスペースを有効活用できます。
例えば、ミニバンの床に9mmのコンパネを敷き、フレームで補強すれば、十分な強度を確保できます。一方、軽バンなどで補強なしで使う場合は、12mm以上の厚みが必要です。
補強なしで頑丈な厚みは?(15mm~18mm)
補強をせずにそのまま床材やベッドに使うなら、15mm~18mmのコンパネが適しています。これなら、フレームを作らなくても、直接置くだけで安定します。
ただし、厚みが増すと重量も増え、取り回しが大変になるため、小型車には向きません。大型のバンやキャンピングカーなら、この厚みでも快適に使用できます。
車中泊に適したコンパネの種類は?
コンパネにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や適した用途があります。ここでは、車中泊におすすめのコンパネを紹介します。
軽量で加工しやすい「針葉樹合板」
針葉樹合板は、軽くて安価で扱いやすいのが特徴です。特に、DIY初心者や車中泊用のベッドフレームを作りたい方に向いています。
【メリット】
- 軽量で車に負担をかけにくい
- カットや加工がしやすい
- 価格が安く、コスパが良い
ただし、表面がザラついているため、サンドペーパーで仕上げたり、ニスを塗ることで快適に使えます。
耐水性を重視するなら「ラワン合板」
湿気の多い場所で使用するなら、ラワン合板がおすすめです。ラワン合板は、耐水性に優れ、腐りにくいため、車中泊には最適な素材です。
【メリット】
- 湿気に強く、長持ちしやすい
- 強度が高く、たわみにくい
- 表面がなめらかで仕上がりがきれい
ただし、針葉樹合板よりやや高価なのがデメリットです。
防音・断熱なら「MDF・OSB合板」
静かな車中泊をしたいなら、MDFやOSB合板が適しています。これらは防音・断熱性能に優れており、快適な環境を作れます。
【メリット】
- 防音・断熱効果が高い
- 表面がなめらかで加工しやすい
ただし、水に弱いため、防水加工が必要です。
失敗しない!車中泊用コンパネの選び方7選
- 目的に合った厚みを選ぶ(用途に適した厚みを選ぶ)
- 強度と軽さのバランスを考える(軽すぎるとたわみ、重すぎると負担)
- 湿気・カビ対策を忘れない(防水加工や乾燥を意識)
- 加工しやすい素材を選ぶ(初心者は針葉樹合板がおすすめ)
- 価格とコスパを比較する(予算に合った最適なものを)
- 表面の仕上げもチェックする(滑らかで快適なものを選ぶ)
- 実際にDIYのしやすさを考える(自分でカットできるか確認)
車中泊のコンパネを長持ちさせるコツ
防水・防腐加工を施す
ニスや防水シートを活用すると、湿気による劣化を防げます。
重量を考慮して固定する
固定せずに使うと走行中にズレて危険です。滑り止めシートやネジでしっかり固定しましょう。
使用後は定期的にメンテナンス
ひび割れや湿気による膨張がないかチェックし、必要に応じて補修を行うことが大切です。
まとめ|車中泊のコンパネ選びで快適な旅を!
車中泊用のコンパネは、用途に応じて適切な厚みを選ぶことが重要です。特に、ベッドや床に使う場合は9mm~12mmが最適ですが、補強なしなら15mm以上を選ぶと安心です。
また、耐久性や快適性を考えると、素材選びや防水対策も大切です。適切なコンパネを選び、安全で快適な車中泊を楽しみましょう!